2月 072026
 

2008年12月13日に第2回現地説明会が開催されました。第1回現地説明会の様子は埼群古墳館別館に掲載しました。【アクセス】東武線壬生駅から徒歩・自転車2.5km、駐車スペース有 ★地図★
古墳名 墳形 規模 所在地 立地 出土品、備考 引用
吾妻古墳 前方後円墳 全長127.8m 藤井 横穴式石室、円筒埴輪、須恵器 現地説明会資料

前方部の南側に位置する横穴式石室。壬生藩主により玄門などが抜き取られた後埋められて、明治期の絵図などでしかその様子がわからなかったが、今回の発掘でその存在が100年ぶりに明らかになった。

切石で構築された玄室。赤色顔料のあとがうっすと見えた。絵図では2.7m四方とのことなので、まだ2.4mくらいは埋まっていることになる。側壁には玄門を嵌め込む彫りこみがみられ、城址公園にある玄門石とサイズが一致した。また同じく城址公園にある巨石に彫られた溝と、奥壁側壁の寸法が一致し、本古墳の天井石と考えてほぼ間違いないとのこと。

側壁の溝。石材は凝灰岩より硬い材質で、この近隣の古墳での使用はみられず、どこから運ばれたのか今後の課題とのこと。

第7トレンチから出土した円筒埴輪。波目模様に特徴があり、近くの飯塚にある埴輪窯跡からよく似た埴輪が出土している。また埼玉古墳群二子山古墳のものとも共通点があるとのこと。

後円部西側の第9トレンチ。基壇面から急激に2段目が立ち上がっているのが見て取れる。また、後円部墳頂からは須恵器甕が出土している。解説では少ししか触れなかったが、後円部にも埋蔵施設があるかもという考えもあるそうだ。 

第9トレンチの周溝の底。もっとも深いところで2.8m。築造時からさほど深くは埋まっていないようだ。

後円部北側の第11トレンチ。今回の後円部の調査で墳丘長は127.8mと確定。栃木県で最大規模となる。しかし周堀の外には施設が確認できなかったので、墓域の規模でいえば2重の周堀をもつ琵琶塚のほうが大きいともいえる。

後円部東側の第13トレンチ。溝から基壇面にかけて急激に立ち上がっている。

(撮影 2008/12)

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