1月 142025
 

保渡田古墳群は、榛名山の東南麓に築かれています。国指定史跡の指定を受け、現在「上毛野はにわの里公園」として整備されています。5世紀後半の築造で、埋葬された豪族の居宅(三ツ寺I遺跡)が特定されています。【アクセス】JR井野駅から徒歩・自転車5.4km、公園駐車場、見学自由 ★地図★
古墳名  墳形 規模 所在地 立地 出土品、備考 引用
井出二子山古墳(上郊村5号古墳) 前方後円墳 全長108m 井出 舟形石棺、円筒埴輪、形象埴輪、土師器、須恵器、金製装飾具、装身具(冠または履、玉類)、垂飾、甲冑、武器類、馬具、祭具 現地案内板、井出二子山古墳の世界

2012年7月に開催された「熱気球・古代東国体験」に参加し撮影。壮大な規模を実感することができた。井出二子山古墳は保渡田古墳群で最初に築かれた。広大な2重の堀とその中に四つの中島をもつ。外堀の外側にある区画から多量の人物、動物埴輪が出土している。

八幡山古墳から整備前の二子山古墳を見る(2001年)

2004/03/07史跡整備に伴う現地説明会を見学。5世紀後半に築かれた3段築成の前方後円墳。盾形の2重の周濠と4基の中島を持つ。

主体部。竪穴式石室に納められた舟形石棺。石棺の外形寸法は2.88m×約1.1m。以前この上に置かれていた板石は主体部とは関係ないらしい。

昭和5年に一度発掘されていて、その時の記録ではもっと破壊されていたらしい。そのときの調査後に修復されたのかもしれないとのこと。

整備後の様子。史跡整備事業が終わり2重に巡る楯形の周溝も復元された。コスモスが植えられており秋には素晴らしい景観となる。 背後は榛名山。

東から。

後円部から前方部。

前方部から後円部。

後円部墳頂には舟形石棺の実物大写真を展示。長辺に二つ、短辺に2つの縄掛突起をもち、(本墳は舟形石棺であるが)これは長持形石棺の分類からすると最上位の形式だそうである。

復元された中島。

(撮影 2012/07、2004/03、2001/11)

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