11月 092024
 

陣場・庄司原古墳群は、赤城山南西麓の法華沢川に面した台地上に分布しています。土地改良事業に伴い、1号墳は現地保存、2・4号墳は移築され、現在横室古墳公園となっています。【アクセス】JR八木原駅から徒歩・自転車5.0km、駐車場有、見学自由(石室内立入不可) ★地図★
古墳名  墳形 規模 所在地 立地 出土品、備考 引用
上庄司原4号古墳(富士見村11号古墳) 円墳 径約16m 横室 台地 横穴式石室、鉄製の鞘金具、銅製の帯金具(巡方・丸鞆) 現地案内板

400mほど離れた場所にあった古墳の石室を移築。覆屋が架けられている。

角閃石安山岩を用いた截石切組積の両袖型横穴式石室。非常に精巧な石組。

奥壁

(現地案内板より)

(現地案内板より) 上庄司原4号古墳ここから約400m南西にあった古墳の石室を移築し、若干の石材等を補って復元整備を行ったものです。 墳丘の形状は円墳で直径約16m、北側から西側にかけて周堀が巡っていました。 石室は上庄司原2号古墳と同じ榛名山給源の角閃石安山岩を用いたもので、形状は他の古墳と同様に両袖型横穴式石室ですが、石材の加工方法・石室の構築方法は、截石切組積という当時の採鉱技術を用いて造られた石室です。 石材には加工を行うときや、石室を構築するときの目安とした「朱線」が残っているものがあります。また、石材の中には内面に「水磨き」を施しているものもあり、これらの石材を「間知積み」しています。 石材の内面形状は基本的に方形ですが、意識的に凸凹の部分を作って石材を組ませています。 石室はすでに盗掘されていましたが、鉄製の鞘金具と銅製の帯金具(巡方・丸鞆)が出土しました。このうち、銅製の帯金具は截石切組積石室としては群馬県内で初めて出土したものです。 截石切組積石室の古墳はこれまでわずか30基が知られているに過ぎませんが、上庄司原4号古墳の石室は、前橋市の宝塔山古墳や吉岡町にある南下A・E号古墳の石室などとともに、その中でもっとも秀麗な部類に属しています。 平成4年3月 富士見村教育委員会

(撮影 2003/12)

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