1月 152025
北寝保窪古墳群は、群馬町福祉会館の南東で染谷川右岸に分布しています。昭和60年に一部発掘調査され、横穴式石室・須恵器・直刀・金環が検出されています。
古墳名 墳形 規模 所在地 立地 出土品、備考 引用
北寝保窪C号古墳 円墳 径約16m、高さ約2m 北寝保窪 周溝、横穴式石室、須恵器、土師器、葺石 現地説明会資料

発掘調査前(2004年)。住宅建設に先立ち2012年に発掘調査が行われた。

上写真とほぼ同じアングルから。調査の結果7世紀頃の築造と推定されている。

2段築成で幅80cmほどの基壇が巡る。

主体部は羨道玄室からなる両袖型横穴式石室で前庭部をもつ。

石室両脇の基壇上に大型の須恵器が現位置を保ったまま発見された。前庭部からは土師器・須恵器が出土している。

石室を正面から。

奥壁。盗掘を受けているものとみられ副葬品は発見されていない。

斜め上から。玄室長3.6m、幅1.8m、羨道長3.5m、幅0.8~1.0m。

(撮影 2012/07)