12月 042024
本古墳は、烏川左岸の護国寺北東近くにありました。
古墳名 墳形 規模 所在地 立地 出土品、備考 引用
上並榎稲荷山古墳(六郷村23号古墳) 前方後円墳 推定全長約120m、後円部径約73m、前方部幅約66m、高さ約8.2m 上並榎町八反田 石棺、円筒埴輪、形象埴輪、剣、槍、甲冑、鉄鏃 新編高崎市史

本古墳は1960年代の耕地整理事業で消滅した。写真は国土地理院空中写真閲覧サービスより引用しレタッチしたもの(撮影1961年)。馬蹄形の周溝とともに大きな良好な墳丘が確認できる。出土した埴輪などから5世紀後半の築造と推定されている。副葬品は所在不明らしい。

現在(2009年)、護国寺に本古墳出土とされる繰抜式石棺(舟形石棺?)の蓋が安置されている。全長238cm、幅88cm。両小口面に大きな縄掛突起をもつ。後円部墳頂にあった神社改築のさい露出したものをここへ運んだらしい。棺身は現地に埋設したとされる。

2024年再訪。覆屋はネットで囲われていた。


隙間から縄掛突起を撮影

説明板が設けられていた。
(撮影 2009/11、2024/06)