冠木古墳群は、田口県営住宅南東の利根川右岸台地上に分布しています。ここでは3基の古墳を紹介します。(3基とも調査後消滅しています。)
古墳名 墳形 規模 所在地 立地 出土品、備考 引用
田口冠木遺跡1号墳(南橘村24号古墳、観音山) 円墳 径18.5m、高さ3.8m 田口字冠木 横穴式石室、葺石、円筒埴輪、人物埴輪、器材埴輪、鉄鏃、ガラス小玉、鉄片 文化財調査報告書第35集

北から。地元の史跡の会による標柱が建てられている。上毛古墳綜覧によると田口朝臣益人の墓と伝えられている。(2004/12)訪れたとき竹薮が伐採され周囲は重機で地均しがされていた。墳丘上にあった指定文化財の観音菩薩像は移動したようだ。

東から。調査報告書を読むと教育委員会への連絡なしに開発が始まり、交渉したが発掘調査期間は1か月しか与えられず満足な調査はできなかったようだ。ストリートビューを見るとこの後8年間以上更地(現在は病院の駐車場)なので開発の緊急性はなかったのでは?報告書はWEB(全国遺跡報告総覧)でダウンロードできます。

南から。調査の結果、葺石をともなう2段築成の円墳で埴輪が出土している。報告書では3基とも6世紀初頭から前半の年代と推定している。

南側は抉られていて石材が見られた。主体部は河原石を利用した自然石乱石積の袖無形横穴式石室で、長さ698cm、上幅53cm、下幅90cmで控え積の手法を採っている。この写真のすぐあと1月に調査が行われている。
(撮影 2004/12)
[…] 寺ノ上支群西斜面の一群。古墳の位置はマイマップをご覧ください…